【次世代省エネ基準が14年ぶりに改正へ】
国土交通省と経済産業省の告示においえ、改正省エネ基準の施工が、
住宅については2013年10月1日からなされる事になりました。
今回の改正では、それぞれの経過措置期間が設けられており、
住宅は、2015年3月31日までは現行基準でも適用する事が出来ます。
なお、改正省エネ基準は、住宅性能表示制度や長期優良住宅認定制度における
省エネ性能評価方法への反映も予定されており、2013年度中の見直しが検討されております。
国土交通省と経済産業省、環境省の3省による方針では、2020年をめどに全ての新築建築物に
対して改正省エネ基準を適合義務化させるとしています。
【認定低炭素住宅とは】
改正省エネ基準を普及させる事を背景に、施工に先駆けて昨年12月より、省エネ基準よりも
更に、環境性能が高い住宅を後押しする「低炭素建築物認定制度」が開始いたしました。
この制度で認定される住宅は改正省エネ基準をベースとしており、ポイントは以下の4点です。
①外皮性能に関する基準が改正省エネ基準に適合している事 (1999年基準の次世代省エネ基準と
同等レベル)
②一次エネルギー消費量が改正省エネ基準のマイナス10%であること。
③低炭素化に有効な以下の8項目から2項目以上を満たす事。
1.節水機器の設置
2.雨水、雑排水の利用
3.HEMSの利用
4.再生可能エネルギーと定着型蓄電池の設置
5.ヒートアイランド対策
6.劣化対策の軽減措置
7.木造住宅
8.高炉セメントなどの使用
④市街化区域などであること。
これからの省エネ住宅は、更に低炭素化されていく方向です。